...怜悧決然たる女であろう? きっと王妃の誉れとなったであろうに...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...わしゃ一生の誉れでございまさあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...何も芸術家の誉れでもない...
中原中也 「芸術論覚え書」
...かつこの洋学を勉むればこれによりて誉れを郷党朋友に得るかというに...
福沢諭吉 「成学即身実業の説、学生諸氏に告ぐ」
...すでに誉れなく、また利益なし、何のために辛苦勤学したるやと尋ねらるれば、ただ今にても返答に困る次第なれども、一歩を進めて考うれば説なきにあらず...
福沢諭吉 「成学即身実業の説、学生諸氏に告ぐ」
...大活劇になつて――俺の誉れをお前に見物させてやることも出来たんだが...
牧野信一 「南風譜」
...何時までも生きて仕事にいそしまんまた生まれ来ぬこの世なりせば何よりも貴とき宝持つ身には富も誉れも願わざりけり百歳に尚道遠く雲霞花と私――半生の記――私は土佐の国高岡郡佐川町における酒造家の一人息子に生まれたが...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...富も誉れも願わざりけり余ガ年少時代ニ抱懐セシ意見左の一篇は私が年少時代にわが郷里土佐高岡郡佐川町の自宅に於てその当時私の抱懐していた意見を書き附けたもので...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...これは晩年の誉れを招くだけの彼として初役ながらいゝ出来だつたが...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...第三の誉れは駱駝にのること...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ギリシアが国の花と誇れる誉れの人よ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...最もしばしば謙遜礼節の誉れを不当にかちえる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...みなさんも安価に有徳の誉れをかちえられるではないか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...アンブロワズ・パレ Ambroise Parと言えば当時の外科医で学者の誉れの高かった人...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...剣道は元来武名の誉れを賭け争い興を沸かせて観るべき物ではござらぬ...
吉川英治 「剣難女難」
...なんの誉れといえようやら――迷わずにはいられませぬ」こう云い出すと...
吉川英治 「新書太閤記」
...武門にとってはまたなき誉れだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...その武士の誉れある指物(さしもの)が乗せられてあった...
吉川英治 「新書太閤記」
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