...此子(このこ)なか/\話せるワエと...
饗庭篁村 「隅田の春」
...』『道理で?……安井も大分近頃話せるやうになつたなあ...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...しかし君とならば最も悦んで話せる...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー Franz Gerhard Wegeler、エレオノーレ・フォン・ブロイニング Eleonore von Breuning、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...どうして火星語を話せるようになったのか」博士は...
海野十三 「火星兵団」
...自分でも話せるけれど...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...彼は一人のスペイン語の話せる紳士を見かけた...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...花かるたなら致そうが――」「こいつは話せる...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...さすがに贋金でも使ってみようというだけあって話せる奴だわい...
中里介山 「大菩薩峠」
...馬鹿に見えてたまらねえんでございます」「そこまで至ると貴殿もなかなか話せる...
中里介山 「大菩薩峠」
...「この絵かきは話せる!」という心持にして...
中里介山 「大菩薩峠」
...一休は話せる男だと思い...
中里介山 「大菩薩峠」
...少しなら話せる……」と...
南部修太郎 「ハルピンの一夜」
...まだ纒(まと)まつた事を話せるやうな容態ではありませんが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...かたはら英語がすこし話せるので通譯などをやつてゐた...
堀辰雄 「ふるさとびと」
...尤も練習したならば寧ろあの方が無神経に話せるだらうといふ気もしたが...
牧野信一 「蔭ひなた」
...だって云おうったって云えることじゃないんですもの」「いまなら話せるのか」「栄さん今日はどうしたの」とおのぶは栄二の顔をさぐるように見た...
山本周五郎 「さぶ」
...それになかなか話せる奴がいるんだよ...
横光利一 「上海」
...それならそれで大いに話せる...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索