...そろそろ自分達の画境のいき詰まりを覚って...
辰野隆 「芸術統制是非」
...ドイツ・イデアリスムスの世界観としての(人々はそれを好意的に形而上学と呼んだ)歴史的行き詰まりを打開するには...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...詰まり新しいシヤアル・フウリエエが世に出ると云ふものだ...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...行き詰まりを云為してゐる...
南部修太郎 「現代作家に対する批判と要求」
...こんな路地のどん詰まりにある空っぽな家にそれ以上の物音を求めるのは贅沢というものだ...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...それなのに」言葉に詰まり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...今度は恐怖のどん詰まりまできたやうな豫感に襲はれるのである...
正宗白鳥 「今日は無事」
...やっぱり鯉(こい)の濃漿(こくしょう)のような訳(わけ)で」妻君「アラ鯉こくもそうですか」お登和「鯉こくもその日に食べると詰まりません...
村井弦斎 「食道楽」
...3500ファウスト詰まり性(しょう)が合わないのだなあ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...詰まり忠孝を標準としてのお説ですね...
森林太郎 「ロビンソン・クルソオ」
...新八は息が詰まりそうになった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...実はお答えに詰まりますようで……ヘヘ...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...探偵小説の行詰まりによって...
夢野久作 「甲賀三郎氏に答う」
...呼吸(いき)が詰まりそうになるのを...
夢野久作 「木魂」
...その各分科毎(ごと)に専門的に行詰まり...
夢野久作 「探偵小説の真使命」
...そうしてその醜怪な内容をドン底までも曝露さして冷やかに観察するに在り……という芸術慾のドン詰まりと...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その行き詰まりに在る特等病室の前に来た...
夢野久作 「復讐」
...大衆の読書趣味が行き詰まり初めたようである...
夢野久作 「路傍の木乃伊」
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