...帝都の運命が累卵(るいらん)の危きにあるのに...
海野十三 「空襲葬送曲」
...即ち支那をこの累卵(るいらん)の危うきに救うべく一日の猶予もならぬ時である...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...満州楽土の治安も累卵の危きにあると云わざるを得まい...
戸坂潤 「社会時評」
...昼寝をなさるか天下は累卵(るいらん)...
中里介山 「大菩薩峠」
...累卵の危きにある(地主の権利)を辛うじて護る事が出来た...
葉山嘉樹 「乳色の靄」
...累卵の危うさ...
正岡容 「寄席」
...累卵(るいらん)を巌壁(がんぺき)になげうつような真似(まね)をして...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...今の朝廷の累卵(るいらん)の危うさや...
吉川英治 「三国志」
...その危うさは累卵(るいらん)にひとしいものがある...
吉川英治 「三国志」
...累卵(るいらん)の危機を招くは必然でしょう...
吉川英治 「三国志」
...累卵(るいらん)のごときものがある...
吉川英治 「三国志」
...累卵(るいらん)の危うさにあるお身の上とは...
吉川英治 「私本太平記」
...「鎌倉は累卵(るいらん)の危うさ」と...
吉川英治 「私本太平記」
...何事もおしのび給わって」「さまでにご心配か」「累卵(るいらん)の危うさを見ているようです...
吉川英治 「私本太平記」
...むしろ累卵(るいらん)の危うさに似るものだったともいえる...
吉川英治 「私本太平記」
...まさに累卵(るいらん)をささえたのである...
吉川英治 「新書太閤記」
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