...日常会話での「言葉尻」とは、意味や文脈の中で重要ではない、細かい表現やこだわりを指します...
...「言葉尻」にこだわり過ぎると、相手に対して不快な印象を与えることもあります...
...「言葉尻」を注意することで、誤解を招かずにコミュニケーションを円滑に進めることができます...
...「言葉尻」にこだわる人は、「好き嫌いが激しい」「完璧主義者」などのイメージが付きやすいかもしれません...
...「言葉尻」を気にしすぎることで、本来伝えたいことが伝わらなくなることもあるので、注意が必要です...
...新來の下女のお高は妙に言葉尻の上る田舍辯で時々無作法なことを言つたりぼんやりして氣の附かぬ事も多かつたが...
高濱虚子 「續俳諧師」
...老人は自身の言葉尻を持扱っていると列座の中から...
中里介山 「大菩薩峠」
...斬っていただきやしょう」相手の言葉尻を逆にとらえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...言うべくして言い得なかった言葉尻であると見るよりほかはありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...たとい人の言葉尻をとらまえたにしてからが...
中里介山 「大菩薩峠」
...私のギクリとしたと言うのは、其の言葉尻の、明らかに同席の今一人の女に賛同を求める為に吐いたねえ、おふささんと云う呼名を咄嗟(とっさ)に聞いたからでありました...
西尾正 「陳情書」
...妙に言葉尻の濁るのはどうすることも出來ない樣子でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...たとえ人殺しだってやりかねない……」言葉尻は嗄れたように喉に引っかかって...
久生十蘭 「魔都」
...そのなかの一人が言葉尻を捉へた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...」彼女は咄嗟(とっさ)に夫の言葉尻を捉えた...
堀辰雄 「菜穂子」
...しみつたれの酔つぱらひらしく言葉尻にからまつた...
牧野信一 「父を売る子」
...」と言葉尻が恐れに半分消える...
眞山青果 「茗荷畠」
...裁判長はただ数度小さい言葉尻をとらえて...
宮本百合子 「共産党公判を傍聴して」
...母親の言葉尻をつまみあげてみせるみたいに...
山之口貘 「雨あがり」
...「どうも言葉尻に訛(なま)りがあると思ったんだ...
山本周五郎 「お美津簪」
...「万三郎さまは、お兄さまたちを薄情とか不人情とか仰しゃる、任務よりも人間の命のほうが大切だと仰しゃる、それはそうかもしれません、あなたは人情に篤(あつ)くっていらっしゃるかもしれませんわ、ことに、――かよわい女にはね」「もちろんですとも」こう云いかけて、万三郎はふと、つなの言葉尻の、妙な調子に気がついた...
山本周五郎 「風流太平記」
...そんな筈はないなんて云うほうがおかしいよ」「なにもそう言葉尻を取ることはないじゃないか...
山本周五郎 「山彦乙女」
...異国の旅の空で物を思う娘心の浮き上った言葉尻を掴まえて...
横光利一 「旅愁」
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