...言わばあれは、猿が鏡を見て、歯をむき出しているようなものでしょう...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...言わば試作であり習作であったのですが...
上村松園 「作画について」
...また「事の根源我に在り」と言わば...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...この映画も言わばナンセンス映画で...
寺田寅彦 「映画雑感(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...春や秋のは言わばデパートメントの売り出しの陳列棚にもたとえつべく...
寺田寅彦 「柿の種」
...言わば一種の「源氏名(げんじな)」のようなものをつけて平気でそれを使っているのである...
寺田寅彦 「柿の種」
...十進法というのは言わば単式の数え方であって十干だけを用いると同等である...
寺田寅彦 「自由画稿」
...まず言わば中等程度の混雑を示す時刻においてである...
寺田寅彦 「電車の混雑について」
...言わばおのれの前方を憎んだのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そこで言わば自分で自分を埋没さしてしまった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...言わば手に持ってる紙を地面にたたきつけ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その時住民は言わば暴動の気に貫かれて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...言わばその姑(しゅうとめ)に当るものの忌日(きにち)を知って墓参りをするとは...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...言わば八五郎の鼻の御蔭さ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...言わば「貴族を殺そうとする貴族主義」である...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...言わば貴島のために報復したわけだが...
三好十郎 「肌の匂い」
...タニとオノの差別は言わば方言の原因をなすところの...
柳田國男 「地名の研究」
...日本は言わばその堺の線を去ること遠からぬ時代から...
柳田国男 「年中行事覚書」
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