...言わば、典型的な有閑階級に属する人間でした...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...まあ言わば馬の脚だった...
谷譲次 「踊る地平線」
...絵巻物の一画面は言わば静的である...
寺田寅彦 「映画芸術」
...言わば書信集か、あるいは日記の断片のようなものに過ぎないのである...
寺田寅彦 「柿の種」
...しかしこれらの制限と月花の定座の制限とでは言わば次元的(ディメンショナル)に大きな差別がある...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...音楽で言わば長音階と短音階との対立を連想させるものもある...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...言わば雑誌編集者の紹介によって...
戸坂潤 「社会時評」
...言わば自分は足がたたないくせに人に歩くことを教えようとしている...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...言わば数字に化せられてしまって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...言わば野暮なお方で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「第三」最も合理的な哲学者たちによって認められているように、視覚でさえ、言わば直接には、即ち、ある程度の推論や経験なしには、我々に距離や外部性を知らせないのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...どんなものにとっても自然なことであり本質的で不可欠なことは、言わば、予期される...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...政府もし人民の公事(くじ)訴訟をもってお上の御厄介と言わば...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...言わばちぢこまったようになって...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...言わば親友の広海屋の詐略(さりゃく)のために...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...言わば見た目ばかりパッと綺麗な銀流しだあ! なんにならず...
三好十郎 「樹氷」
...言わばやや勘定(かんじょう)ずくな...
柳田国男 「母の手毬歌」
...言わば彼らにとっては宿命であって...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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