...言い知れぬ悲嘆の泪に暮れるばかり...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...余計(よけい)なことをしゃべるな」言い知れぬ程深い悲しみが...
梅崎春生 「桜島」
...言い知れぬ憎しみが感じられて...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...と末弟は言い知れぬ寂寥の感に襲われた...
太宰治 「ろまん燈籠」
...言い知れぬ床しさに清掃されて現れ出たのであった...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...今日ではもう見られない昔の家庭の習俗の思い出には言い知れぬなつかしさが付随している...
寺田寅彦 「自由画稿」
...言い知れぬやさしいつつましい浮かれ心が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それは言い知れぬ愉快事なんだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...言い知れぬ戦慄が私に伝わった...
豊島与志雄 「紫の壜」
...矜(ほこ)らかで思索的で潔白な言い知れぬ趣が漂っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...言い知れぬ戦慄(せんりつ)が彼を襲った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...姿は見えないがだれかが背後に立ってるような言い知れぬ不安を突然感じた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...花を開いた老年のうちには言い知れぬ曙(あけぼの)の気がある...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...夜の闇と静寂とさえもが直に言い知れぬ恐怖の泉となった...
永井荷風 「巷の声」
...言い知れぬ力とならずにはおられません...
中里介山 「大菩薩峠」
...ひしと迫る言い知れぬ倦怠のような...
中里介山 「大菩薩峠」
...何やら言い知れぬ空虚を感じ...
中里介山 「大菩薩峠」
...言い知れぬ見えぬ不安がふつふつ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
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