...今日ではもう見られない昔の家庭の習俗の思い出には言い知れぬなつかしさが付随している...
寺田寅彦 「自由画稿」
...言い知れぬ喜びを感じていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...クリストフは言い知れぬうれしさを感じた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ただちに言い知れぬなつかしさを覚えた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それは言い知れぬ愉快事なんだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それは言い知れぬ一種の陰惨な自発力を有する生物であるかのようである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...目に見えぬ光明の言い知れぬ反照があった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その陰惨な場所のためにある言い知れぬ感情が起こっていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一種言い知れぬすごい赤味を旗の紅色に添えていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...全心を投げ出して言い知れぬ祈念を神にささげた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...何やら言い知れぬ空虚を感じ...
中里介山 「大菩薩峠」
...言い知れぬ淋しさが人に迫るのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼は言い知れぬエネルギーの魅力に圧倒されてしまっていた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...言い知れぬ辛い事情があったのである...
久生十蘭 「ひどい煙」
...そうした冒険的な緊張味の中に彼女は言い知れぬ神秘的な生き甲斐を感じつつ生きて来たものであろう...
夢野久作 「少女地獄」
...こうした名前に言い知れぬ執着を感じていたせいでは...
夢野久作 「少女地獄」
...言い知れぬ崇高な精神の緊張が...
夢野久作 「能ぎらい/能好き/能という名前」
...それと同じに僕も最初のうちは四五十秒から一分もすると全身がうずうずして言い知れぬ快感に身をもだえたものなのに...
蘭郁二郎 「息を止める男」
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