...ちょっと自分の意見をずばずばと言い出す気にはなれないでいた...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...彼の行状のことなどなおさら言い出す者がない...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...言い出す言葉もなかった...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...言い出す言葉を知らなかった...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...興ざめた事を言い出すので...
太宰治 「おさん」
...山を降りて他の里人にたのんでも同じくらいの値段を言い出すのはわかり切っていますし...
太宰治 「新釈諸国噺」
...などと言い出すのは大袈裟(おおげさ)だが...
太宰治 「チャンス」
...大笑いのあとにでも、あたりの雰囲気におかまいなしに、一瞬、もう静かな口調で、ものを言い出す...
太宰治 「火の鳥」
...そしてそれを言い出すほどの親しみが...
徳田秋声 「黴」
...と言ってもお前さんのことだから何を言い出すかわからない...
中里介山 「大菩薩峠」
...一対(いっつい)の内裏雛(だいりびな)のような……と言い出すものがあると...
中里介山 「大菩薩峠」
...このことを言い出す気になって...
中里介山 「大菩薩峠」
...今ごろそんなたわごとを言い出すのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...何を言い出すかわからないと思ったので...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...いらっしゃいませんの?せい (何を言い出すかわからない相手にハラハラしながら)ええ...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...その人たちに言い出す勇気を私は持っていません...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そんな時は女が「新聞を読みましょうね」と言い出す...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...一人が言い出すと自然に其気になり...
柳田國男 「夢と文芸」
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