...実にはかないともなんとも言いようがない...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...その不思議なゴムだこ――とでも言う外言いようがないが...
海野十三 「火星兵団」
...馬鹿とも何とも言いようがない...
太宰治 「苦悩の年鑑」
...言いようがないのです...
太宰治 「春の盗賊」
...私が翌朝(あす)お老母(ばあ)さんに対して言いようがないじゃありませんか...
近松秋江 「うつり香」
...そうでなければ私が柳町の人達に何とも言いようがないから...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...私はなんとも言いようがないようにぞっとした...
ディッケンズ Charles Dickens 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...言いようがないと思われます...
中里介山 「大菩薩峠」
...それよりほかに何とも言いようがない...
中里介山 「大菩薩峠」
...またそうでないようでもあるとより言いようがない...
平林初之輔 「オパール色の手紙」
...その泣面(なきつら)と来たらば醜いとも可笑(おか)しいとも言いようがないのである...
正岡子規 「病牀苦語」
...言いようがないね...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...しかし何とも言いようがない...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...(a)言いようがないと思う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もしくはそのあらわれを「能」と名付けた……とでも言うよりほかに言いようがないであろう...
夢野久作 「能ぎらい/能好き/能という名前」
...残念とも何とも言いようがないけれど...
吉川英治 「江戸三国志」
...無残、ここかしこである、酸鼻な状も、言いようがない...
吉川英治 「私本太平記」
...悲劇としか言いようがない...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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