例文・使い方一覧でみる「言いなり」の意味
スポンサーリンク...先刻もまた青木の言いなり放題になって... 
岩野泡鳴 「耽溺」
...いまはしょんぼりとして『顔』の怪塔王の言いなり放題になっています...
海野十三 「怪塔王」
...なだめたりすかしたりはては自分までポロポロと涙を流して「おおよしよし」とばかり娘の言いなり放題にしているとの事...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...彼女は何一つ抗らわずに夫の言いなりになっていた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「頸の上のアンナ」
...そして女の言いなり次第になってる友をひやかしていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...大方ポン引（びき）の言いなりしだいになって...
夏目漱石 「坑夫」
...みんなで言いなり放題奢ろうというんだよ」「面白いな...
野村胡堂 「女記者の役割」
...きりょうは相当以上だが亭主の言いなり放題になること...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの女たちがまるで紐（ひも）に引かれるようにあなたの言いなりになっているのを見ることができたっていうわけです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...もちゃげてさえ置けばこちらの言いなりと...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...明らかにヘアデールパーク当主は悪党の言いなりになっている...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...悪党メイフィールドの言いなりでした...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...固意地（かたいじ）な方の言いなりに私までもがついて行ったのがまちがいだった」と夫人は歎息（たんそく）していた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自分の言いなりにもなると思って...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...諏訪 あんまり言いなりになるようで莫迦々々しいんだもの...
森本薫 「華々しき一族」
...それぞれボスの言いなり次第になる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしは苦痛の言いなり次第にこの身をまかせるのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...言いなり気なりに...
吉川英治 「私本太平記」
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