...計算尺の揃っているのを見極めた上で...
海野十三 「科学者と夜店商人」
...どちらへどう飛んだかを見極めるいとまもなく...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...手前と同じように剣菱であろうとは全く思いがけないことで……」彼は酒の見極めがつくと...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...現在科学の極限を見極めずして徒(いたず)らに奇説を弄(ろう)するは白昼提灯(ちょうちん)を照らして街頭に叱呼する盲者の亜類である...
寺田寅彦 「方則について」
...別所が見極めたとすれば...
豊島与志雄 「椿の花の赤」
...大体もう駄目だと見極めがついて...
豊島与志雄 「別れの辞」
...愈々豫定の下り場所に違ひないと見極めた...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...咄嗟(とっさ)の間に見極めると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...嫁のお関が手討になったと見極めて下すったのも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どんな親しい人と見極めが付いても...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...曲者の足跡の見極めがつかぬばかりか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...やっと女房の正体を見極めた...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...そなたに今宵(こよい)、白紙の一軸を贈ろうとしたのも、今度こそ、大事を思い立っていると、見極めた程に、改めて、わしの日頃の、魂そのものを、伝えようとしたまでだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...それは物の本体を見極める眼である...
水上滝太郎 「大人の眼と子供の眼」
...私たち一人一人のなかにどんな具体的な今日の形でうけつがれているかということこそ見極められなければならない...
宮本百合子 「共産党とモラル」
...何がそれらのものに正しさや美しさを与えているのかを見極めねばなりません...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...戦機の大事を見極めたら策をこの嚢(ふくろ)に聞け」と...
吉川英治 「三国志」
...(信長のほかにはない)と見極めて...
吉川英治 「新書太閤記」
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