...見当違いの批評などをする時でも...
有島武郎 「私の父と母」
...渠(かれ)らの称讃は皆見当違いあるいは枝葉末梢(まっしょう)であって...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...見当違いもいい加減にしてちょうだい」ぼくは大久保に訊(たず)ねました...
梅崎春生 「凡人凡語」
...まるで見当違いな当て推量をしているのですよ...
江戸川乱歩 「押絵と旅する男」
...みんながさがしているようなやり方では見当違いだという気がしはじめました...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「古書の呪い」
...それでせいぜい科学の準備くらいのところまでこの考えを持って行くのは見当違いである...
寺田寅彦 「アインシュタインの教育観」
...この言葉がまた例によって見当違いに誤解されて...
寺田寅彦 「春六題」
...直接性にとっては全く見当違いな出発であったことに気付くのでなければならない...
戸坂潤 「科学方法論」
...最も救い難く見えるものは見当違いである...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...主観と客観との対立によっては全く見当違いな問題である...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...やや見当違いの方面へ多少誇張して考えられそうに思われてならないので...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...三輪の万七親分は大喜びで縛って行きましたよ」「勘六を縛った見当違いを取返したかったろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...すなわちキャベツを甘藍とするのは見当違いであることをよく知っていなければならない...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...そしてその中筋の場合に見当違いの肋の字は用いてない...
牧野富太郎 「植物記」
...ところが見当違いである...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...見当違いの思惑ずくめで...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ここはまるっきりの見当違い」「して此方を...
吉川英治 「剣難女難」
...根本に見当違いがあったと思う...
和辻哲郎 「蝸牛の角」
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