例文・使い方一覧でみる「見当違」の意味
スポンサーリンク...彼女は見当違いな判断をした... 
...知恵者が見当違いの予測をしたことは、しばしばあることだ...
...……お前にはふて腐れがいっちよく似合っとるよ……ただしおれをだましにかかると見当違いだぞ」そういいながら倉地は葉子を突き放すようにした...
有島武郎 「或る女」
...畢竟（ひつきやう）大洞のやうな先生が虚誕（うそ）の共喰（ともぐひ）をしてゐるので人名地名の発音の間違どころか飛んでもない見当違ひを一向御頓着なく見て来たやうな虚誕を書く...
内田魯庵 「犬物語」
...まるで見当違いな当て推量をしているのですよ...
江戸川乱歩 「押絵と旅する男」
...見当違いの癇癪（かんしゃく）を立てて...
江戸川乱歩 「接吻」
...主観と客観との対立によっては全く見当違いな問題である...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...空間は全く見当違いな仕方で片づけられる...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...併し必ずしも見当違いであったと云うことは出来ないだろう...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...見当違いもあるけれど...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...全く見当違いの恨みを自分に述べているその女の人の何者なるやを見ようとしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...もう少し若いのでは誰だろう」「浄瑠璃の今井一中（いまいいっちゅう）がうまいって言いますよ」「少し見当違いだな」今井一中は都一中のこと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三輪の万七親分は大喜びで縛って行きましたよ」「勘六を縛った見当違いを取返したかったろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...七それはしかし大変な見当違いでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...見当違いじゃないかと言ったのだろ...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...我国の学者はトンデモない見当違いをしたもんだ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...ところがそれは僕の見当違いでＫ氏が言うのには...
山之口貘 「楽になったという話」
...そうかと思うと……ナアニそれは薬草採りが見当違いをしたんだ...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...如何に見当違いの警戒...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...根本に見当違いがあったと思う...
和辻哲郎 「蝸牛の角」
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