...お妙はその状を見定めると...
泉鏡花 「婦系図」
...よく見定めることが出来なかったが...
海野十三 「火星兵団」
...室内をどうやら見定めることができるようになった...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...それを見定めると...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...ごく簡単に試して見定めることになる...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「蒼炎石」
...わざわざ雨戸を開けて見定めるだけの勇気も...
豊島与志雄 「都会の幽気」
...正しい方向を見定めるために彼は立ち止まる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...何が吊してあるのかとよく見定めると人間が一人...
中里介山 「大菩薩峠」
...ついに個々を貫いている串(くし)を見定める事のできないうちに電車を下りてしまった...
夏目漱石 「明暗」
...お前達が此処(ここ)へ入るのを見定めると...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...左右から正確に見定めることの出来たのは怪我の功名でもありました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次はその様子を見定めると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「これを見定めるには三月かゝつたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...廊下に人のけはいのないのを見定めると...
久生十蘭 「魔都」
...ちょろちょろと――焔(ほのお)があるかないか見定めることも出来なかった...
本庄陸男 「石狩川」
...その眼はやつと古い飼主を見定めるくらゐで...
室生犀星 「鉄の死」
...たった一羽の相手を見定めるのであろうかということであった...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...それをはつきり見定めることが出來た...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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