...まだ俊助にははっきりと見定めをつける事がむずかしかった...
芥川龍之介 「路上」
...人気のないのを見定めた上...
海野十三 「深夜の市長」
...だれもいないのを見定めた上...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...急にはハッキリ見定めがたかったからである...
谷崎潤一郎 「鍵」
...ごく簡単に試して見定めることになる...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「蒼炎石」
...別所の室から問題の家を見定め...
豊島与志雄 「椿の花の赤」
...そして小者の歩き振りを見定めて...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...荷車や人の往來(ゆきゝ)も一歩々々途絶え勝(が)ちになることが能く見定められる...
永井荷風 「或夜」
...一応金の有無だけはしかと見定め置きたき心地致し候...
永井荷風 「榎物語」
...何が吊してあるのかとよく見定めると人間が一人...
中里介山 「大菩薩峠」
...その下駄を抛(ほう)り込むところを見定めようとしたけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...その型を篤(とく)と見定めました...
中里介山 「大菩薩峠」
...四方(あたり)に投げた人影もないのを見定めると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...様子を見定めた上で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...反つて向ふの人々の姿を見定め難くゝなつて...
牧野信一 「ラガド大学参観記」
...面体(めんてい)を見定めた...
森鴎外 「大塩平八郎」
...まだその順序を見定めることはできぬが...
柳田国男 「海上の道」
...またはよくよく人影の見えぬときを見定めて...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
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