...顔も体も血まみれで誰とも更に見分ける事が出来ない...
芥川龍之介 「忠義」
...もうたれも見分けるものはありません...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「野のはくちょう」
......
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「心のゆくところ(一幕)」
...梨か林檎か見分けるのが困難であった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...それには僅(わず)かの重さの相違をも見分けることのできる精密な天秤(てんびん)が必要なのであって...
石原純 「ラヴォアジエ」
...警官達には黄金仮面の真偽を見分ける力がなかった...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...過去のいろいろの年代にあふれ出した熔岩の流れの跡がそれぞれ違った色彩によって見分ける事ができるのであった...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...その火花の形状からその刃物の鋼鉄の種類を見分ける事を考えたものがある...
寺田寅彦 「備忘録」
...注意深く見分けることが必要であるであろう...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...よく見分けることができた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...服装と持物とによつて見分ける外はないのだが...
中島敦 「狐憑」
...大勢の人々の中から被告を一人一人見分けることができます...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...知人の顔を見分けることができた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...それを拾い上げた船夫がそれを見分けることができるばかりではなく...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...ただ危険そうに見えるだけのものとを見分けるということは...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...ひとはただ善いものを読むことによって善いものと悪いものとを見分ける眼を養うことができるのであって...
三木清 「如何に読書すべきか」
...烏の年齢(とし)を見分ける法を知らない一人の子供が...
宮沢賢治 「烏の北斗七星」
...はっきりこういう危険な状態を見分ける鑑識ができてきた...
宮本百合子 「明日をつくる力」
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