...かえってただその分数(nを液体の屈折率としますと)だけしか増さないことを見出しました...
アルベルト・アインスタイン 石原純訳 「相対性理論」
...私は体操術の範囲を含まぬ容易な登山に興味を見出した...
石川欣一 「可愛い山」
...果して夫の姿を見出した...
海野十三 「俘囚」
...とかく彼女から遠ざかりがちな無精な自身を見出した...
徳田秋声 「仮装人物」
...農家や平野や川を見おろせる丘の上の一地点を見出していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...驕慢と肉体運動との快楽を見出してるのであった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それで聖牌を見出した驚きを隠しきれなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...悪の楽しみを見出し得ず候...
永井荷風 「夜あるき」
...ちょっと類例を見出し難い記録でしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...毫(ごう)も遜(ゆず)るところを見出し得ない...
夏目漱石 「草枕」
...彼女の姿を上(あが)り口(ぐち)の土間に見出した時自分ははっと驚いた...
夏目漱石 「行人」
...幾つかの矛盾(むじゆん)を見出して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...」亨一は此話の間に屡々喙(くちばし)を挿(は)さまうとしたがやつと女の詞の句切れを見出した...
平出修 「計畫」
...教養のある友であることを見出した...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...見出しが侍従の関心を引き...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...すると伍長は一人々々気に入りの顔を見出しては木の札を渡すのだつた...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
...また兩方の意義を見出してゐる...
吉川英治 「折々の記」
...眉近くに見出したこともだが...
吉川英治 「随筆 新平家」
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