...彼等の偏狭なる清教徒的空想は男子を女性の惑乱者或は邪魔者と見做して彼等の情緒生活外に放逐した...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「婦人解放の悲劇」
...各自の健康を増進することを以てその義務なりと見做し...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...彼の筆誅に罹りし高慢なる宗教家と政事家は彼を虚无党(きょむとう)と称し無神論者と見做したり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...ヨブを大罪人と見做し...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...隙人の道楽仕事の如くに見做し...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...巧まずしてその効果を果すものだと見做していゝ筈であつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...重力の方則等までも近似的と見做したりするような考えは幾多の非難があるかもしれない...
寺田寅彦 「方則について」
......
徳永直 「光をかかぐる人々」
...――マルクス(K. Marx)はダーウィンの進化理論を以て自然界の歴史の唯物弁証法を証明するに外ならぬものと見做した...
戸坂潤 「辞典」
...多分インテリゲンチャ層(そういう層があると仮定して)を一つの社会上の職業定位と見做したことから来るのではないかと思うが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...文化的インテリの代表者とも見做し得る文学者の意識に就いても...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...併し総選挙に於ける投票者は少くとも大衆と見做して...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...世間一般で善良なる風俗と見做している矩を破れば...
新渡戸稲造 「自由の真髄」
...敵と見做して斬るぞ...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...寧ろゲーテはそれを全自然における根本過程と見做した...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...その理由をもつて直ちに彼の立場を所謂經驗論と見做し...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...それまでの從來の一切の歴史を人類の「前史」と見做し...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...ドロイセンは實にこれをもつて歴史的發展の根本形式と見做し...
三木清 「歴史哲學」
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