...彼女の料理は見るに堪えないほどまずかった...
...この映画は見るに堪えないつまらなさだった...
...彼の絵は見るに堪えないほど下手だ...
...彼女は見るに堪えないほど太っている...
...彼の服装は見るに堪えないほどダサかった...
...見るに堪えない状態に陥っているという話だった...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...ヨシ子の枕頭からその見るに堪えないものを追いのけるように...
犬田卯 「米」
...つづいてo――つづいてy――Koyanagi Masako見るに堪えない下手糞なできぐあいだった...
高見順 「如何なる星の下に」
...まともにその顔を見るに堪えない気がするのであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あれをもう少し下手(へた)にやろうものならおそらく見るに堪えない退屈なものになるにちがいない...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...私は見るに堪えない...
外村繁 「日を愛しむ」
...見るに堪えないようなものを...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...彼には見るに堪えない光景であった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自分は感じやすくて悲哀を見るに堪えないと思っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その呼吸までが見るに堪えないほどの哀れさであるけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...殆んど見るに堪えないものが多くなります...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...其那ことをするのを見るに堪えない自分の心持...
宮本百合子 「有島武郎の死によせて」
...その準備や道具や手術を見るに堪えないのはなぜであろう? 見ても見なくても痛さに変りはあるまいに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...立派なものの傍らに見るに堪えない品が列(なら)んでいる例は余りにも多いのです...
柳宗悦 「日本民藝館について」
...見るに堪えない傷害...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...見るに堪えないものがあった...
吉川英治 「新書太閤記」
...日本画の内の写生画もまた見るに堪えないのである...
和辻哲郎 「院展遠望」
...真実の求道者が邪師にまどわされているのは見るに堪えない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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