...見るからに男らしい顏立の...
石川啄木 「漂泊」
...見るからにうすきみの悪いやつでしたが...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...この土地は見るからにアシのおい茂っていた...
薄田太郎 「広島という名の由来」
...見るからに生気のない若い男が...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...見るからに頑丈(がんじょう)な爺さんだ...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...見るからに涼しげであつた...
野口雨情 「大利根八十里を溯る」
...見るからに悠然と口笛を吹きながら池のまはりを蹣歩しはじめた...
牧野信一 「池のまはり」
...その光景は見るからに怖ろしいものだつた...
牧野信一 「初夏」
...見るからに不快気な...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...見るからに凄まじい芝居の厭世家みたいに仰山な鬚武者に化してゐるので――何といふこともなしに太い溜息をついた...
牧野信一 「村のストア派」
...見るからにお丈夫になられました...
室生犀星 「あじゃり」
...見るからに、憂鬱なる人間が、若いぼくの影像だつたらしい...
吉川英治 「折々の記」
...見るからにひとくせありげな男が腰をかけていた...
吉川英治 「私本太平記」
...見るからに綺麗(きれい)な...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
...見るからに立派な...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
...見るからにほの白く褪(あ)せてゐる...
若山牧水 「樹木とその葉」
...見るからに變な樣子であつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...日のさゝぬ其處の紅葉は見るからに寒々として...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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