...舞(ま)いあがった金貨のゆくえを見まもるばかりだった...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...びっくりした顔つきでその光る怪塔を見まもる...
海野十三 「怪星ガン」
...ただ手をつかねて空を見まもるほかはないのでした...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...正造の様子を見まもる者もあれば...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...あたりをじつと見まもるまでのことだ...
薄田泣菫 「春の賦」
...エジプト人が卵の孵(かえ)るのを見まもるように注意ぶかく...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...巨大な実験のレトルトとして世界の見まもるところである...
中井正一 「美学入門」
...アレアレッと驚き見まもる暇もなく...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...古畳の一点を見まもるかするだけである...
山本周五郎 「季節のない街」
...ぢつと今日も見まもる...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...それらの不審を見まもるために西上するのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...ただ見まもるばかり...
吉川英治 「神州天馬侠」
...彼を見まもる眼を大きくすえていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...特にそれを見まもるのだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...宋江の風態を見まもることしばしだったが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...『各は?』と、唯七は、二人を見まもる...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...敵味方の見まもる中で...
吉川英治 「茶漬三略」
...見まもる気になるのだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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