...一木を見どころのある男として目をかけ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...夏のうちは何の見どころもないやうに思はれて...
薄田泣菫 「独楽園」
...何の見どころのない烏(からす)でも...
太宰治 「惜別」
...見どころがあると思った...
太宰治 「母」
...見どころあります...
太宰治 「火の鳥」
...馬酔木は花白く見どころがないから...
土田杏村 「あしびの花」
...そういう安直な見どころをむしろ故意になくするように勉(つと)めるくらいにしてもらいたいと思うのである...
寺田寅彦 「帝展を見ざるの記」
...見どころがあると思ったこの子も...
富田常雄 「面」
...見どころがあると土地の姐さんのすすめで...
豊島与志雄 「常識」
...お豊(とよ)は花見どころの騒(さわ)ぎではない...
永井荷風 「すみだ川」
...見どころのありそうな子守女を発見すると...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼女は花見どころではないが...
野口米次郎 「能楽論」
...短刀には見どころがある...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...短刀には見どころがある...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...なかなか見どころのある若者となったので養父母も大きに悦(よろこ)び...
山田美妙 「武蔵野」
...何か見どころのある人物にちがいあるまい)と...
吉川英治 「三国志」
...どこか見どころがある」と宋江や呉用に諮(はか)って...
吉川英治 「新・水滸伝」
...あれは見どころがある)と...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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