...私にはどこか見どころがあると異口同音に云ふのである...
宇野浩二 「質屋の小僧」
...夏のうちは何の見どころもないやうに思はれて...
薄田泣菫 「独楽園」
...但し幼稚といううちにどこか一点の見どころあるものでなければならぬ...
高浜虚子 「俳句への道」
...見どころあります...
太宰治 「火の鳥」
...見どころある作品なり...
太宰治 「もの思う葦」
...そういう安直な見どころをむしろ故意になくするように勉(つと)めるくらいにしてもらいたいと思うのである...
寺田寅彦 「帝展を見ざるの記」
...見どころがあると土地の姐さんのすすめで...
豊島与志雄 「常識」
...とりたてて見どころのない草ながら私も鳳仙花が好きである...
中勘助 「銀の匙」
...お豊は花見どころの騒ぎではない...
永井荷風 「すみだ川」
...いくらか見どころがあるからじゃ...
中里介山 「大菩薩峠」
...短刀には見どころがある...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...俺はあのお篠という女に見どころがあると思うよ」二人はそんな事を言いながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まだ見どころありですかなんて笑われるが...
長谷川時雨 「明治座今昔」
...見どころがあるよ」と評判した...
正岡容 「寄席」
...見どころのあるものをえらんだ...
室生犀星 「生涯の垣根」
...見どころがありますよ」また...
吉川英治 「新書太閤記」
...暇を出すといっておいでたかえ」「それもなかなか仰っしゃらないで――見どころのある小猿だが――と思案していますから...
吉川英治 「新書太閤記」
...どこに見どころがあるかもしれない」「じゃあ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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