...白兎やモルモットらしいものが檻(おり)の中に動くのが見える...
寺田寅彦 「病院風景」
...丸で妹でも扱ってるような風に見えるよ...
豊島与志雄 「運命のままに」
...「見える見えないは...
豊島与志雄 「絶縁体」
...幾つかの表庭が少し見えるきりだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...酒気は充分に見えるけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...五十くらいに見えるが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...裏木戸の外からまで見えるといふから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...山の木立の影さへはつきり見えるかのやうに晴れてゐた...
林芙美子 「摩周湖紀行」
...陰気くさい人間に見えるのでしょう……むかしは元気がよすぎるくらいだったんですが...
久生十蘭 「あなたも私も」
...切戸の燈台の見えるあたりまで...
火野葦平 「花と龍」
...ロフォーデンの海岸のすっかり見える...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...いよいよ急ぎ投げそうに見える...
南方熊楠 「十二支考」
...あの薬屋のある通りに見える松の古木の先ですってね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...蘭軒は猶病後の人であつたと見える...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...また気づこうとはしなかったと見える...
柳宗悦 「苗代川の黒物」
...すぐ近くに見える塔がなかなか遠くて...
夢野久作 「雪の塔」
...人にはどうしてもそう見える...
吉川英治 「三国志」
...大廂(おおびさし)ごしに見える夜空は...
吉川英治 「新書太閤記」
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