...まだ襁褓(むつき)の中を出でざるにひとし...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...玩具(おもちや)や襁褓(むつき)を手早く片づけた後...
犬養健 「姉弟と新聞配達」
...黒暗(くらやみ)を以てこれが襁褓(むつき)となし」たのは神であるというのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...アメノウズメの命が天のカグ山の日影蔓(ひかげかずら)を手襁(たすき)に懸(か)け...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...殊にお霜婆さんが二日許りして歸つた後は已むを得ず襁褓の洗濯をもした...
高濱虚子 「續俳諧師」
...襁褓(むつき)があたりに散らばって...
田山花袋 「田舎教師」
...ズボンやお襁褓(むつ)の影が...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ねむい」
...長いあいだ襁褓(むつき)の始末などについて...
徳田秋声 「黴」
...私は襁褓の入った風呂敷包を提げ...
外村繁 「澪標」
...干(ほ)してある襤褸(ぼろ)や襁褓(おしめ)や...
永井荷風 「すみだ川」
...いずれも竹棹を船上より石垣にかけ渡して襁褓敝衣(きょうほへいい)を曝す...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...卵塔場(らんたうば)に嬰子(やや)の襁褓(むつき)ほしたるなど...
樋口一葉 「たけくらべ」
...」といひつゝ一つの木綿ぎれを取上ぐるを見れば襁褓(むつき)なりき...
森鴎外 「舞姫」
...机に倚りて襁褓(むつき)縫いたりしエリスは振り返りて...
森鴎外 「舞姫」
...襁褓中の襄は長じて童子となれり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...お襁褓(しめ)をあてている子どもをよく御覧...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分たちの手で襁褓(むつき)から育てあげて今日に至った者達だからである...
吉川英治 「新書太閤記」
...伝来ノ天音一管ヲ襁褓(ムツキ)ニ添エテ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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