...それを補うためには右の眼を身体の中心線の方に寄せる必要がある...
海野十三 「間諜座事件」
...一枚同じのをつくらせて補うことになったんだが...
谷譲次 「踊る地平線」
...昨夜の寝不足を補うために床を敷かせて横になって見たが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...史料以外の何らかの知識によってそれを補うことであるが...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...しかし現在の実験を遂行する場合にこの物足りなさを補うべき代用物はいくらでも考え得られる...
寺田寅彦 「一つの思考実験」
...汝のために消え失せし世界を補う...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その後東京へ移住して生計の欠乏を補う必要から...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...それで「日本の学問は何も出来ていない」のを補うために...
中谷宇吉郎 「牧野伸顕伯の思い出」
...相互に補う便利がなくなった...
新渡戸稲造 「東西相触れて」
...頭や肩や胸や首の像を補う...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...ひどい空腹を補うために私は時々しゃがんで下を流れている水で唇をぬらした...
平林初之輔 「動物園の一夜」
...かくて両性互いに相輔(あいたす)け相補うてこそ始めて男女の要はあれと確信せるものなるに...
福田英子 「妾の半生涯」
...「薬もて補うことをつゆだにもわれは思わずきょうの健やか」これなら大丈夫でしょう...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...従来の欠点を補う有力な方法だ...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...又洋書の欠を補う「西洋事情研究会」というのが出来...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...休んで補うしかありせん...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...飯田などでも維新の際に兵力の不足を補うために...
柳田国男 「故郷七十年」
...傍(かたわ)ら狩猟に因って生計を補うた故に...
柳田国男 「山の人生」
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