...裏梯子を使って入学試験に合格した...
...彼は裏梯子で社長に出世したそうだ...
...裏梯子で不法に侵入した...
...裏梯子を利用して、会社内の情報を漏らした...
...彼は裏梯子で逃げた...
...お由は何時(いつ)もの通り裏梯子(うらばしご)から...
海野十三 「白蛇の死」
...バタバタと裏梯子を馳け昇る跫音がしたので...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「青い風呂敷包み」
...均平は裏梯子(うらばしご)をおりて風呂場へ行った...
徳田秋声 「縮図」
...裏梯子段の上の二室がこの酒場に殖えて...
豊島与志雄 「波多野邸」
...」と女中が裏梯子(うらばしご)の方へ引張って行って...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...裏梯子をそっと登って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...若旦那は裏梯子から登つて行くと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...裏梯子を登つた若旦那と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もつとも下女のお富は、心安立てに新夫婦の世話まで燒いて、それから二階の酒の席の跡片付けに、裏梯子から登り、お君さんが殺された騷ぎの時、裏から降りて來て、彌八と内儀と三人、鉢合せするやうに嫁の部屋へ入つたさうです」「内儀は何處に居たんだ」「少し離れた自分の部屋に、妹娘のお糸と一緒に、疲れきつて横になつてゐたんですつて」「フーム」「それから、腹の立つのはあの野郎ですね」八五郎はまた、妙な事を思ひ出した樣子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...布團を被(かぶ)つてゐたのに、恐ろしい聲が――」「お前の部屋は何處だ」「母屋(おもや)の西の端」「主人の部屋へ遠いのか」「遠くたつて行かうと思へば、裏梯子を登つて、直ぐ行けますよ」この少年は自分から進んで、岡つ引の手綱(たづな)にも飛び込まうとするのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...急な裏梯子(うらばしこ)から信玄袋をかついで二階の女給部屋に上って行った...
林芙美子 「新版 放浪記」
...「御銘々が合鍵で開ける事になっています」「閉める時は」「押すとひとりでに閉まるようになっております」「出入口はあれだけなのか」「御用聞が上り下りする裏梯子がありますが...
久生十蘭 「魔都」
...駈け出して裏梯子を上ッて...
広津柳浪 「今戸心中」
...いよいよ堪らなくなると裏梯子づたひにミヅグルマの蔭をつたつて馬小屋に忍び込むのである...
牧野信一 「沼辺より」
...裏梯子(うらばしご)を...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...伊兵衛は裏梯子を滑り下りると...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...そのままトントントンと裏梯子(うらばしご)から風呂場へ降り...
吉川英治 「江戸三国志」
...九鬼氏(うじ)一刻も早く!」バラバラと裏梯子(ばしご)を降りて川長の庭――夜露をしのいで忍びこむと...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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