...突然袋小路に追い込まれていた問題に、的確な切り返しで解決することを「逆撃」と表現する場合もあります...
...何の信仰! 何の希望! 木村は葉子が据(す)えた道を――行きどまりの袋小路を――天使の昇(のぼ)り降りする雲の梯(かけはし)のように思っている...
有島武郎 「或る女」
...とうとう袋小路の中にとびこんでしまった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...遂に袋小路に追込まれてしまった感がある...
海野十三 「地獄の使者」
...その袋小路は、ものの五十メートルとなかった...
海野十三 「西湖の屍人」
...これは」それは見覚えのある銀座裏の袋小路(ふくろこうじ)に相違(そうい)なかった...
海野十三 「西湖の屍人」
...ホースリーダウンの例1849年にはホースリーダウンのトマス街に互いの近くに2つの袋小路があり...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...下水局副検査官のグラント氏が局長への報告で述べているこれら2つの袋小路の状況の違いであった...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...そのためには思想現象の今日に及ぶ歴史的発展――間道と袋小路と反作用さえを介して前進する思想の史的発達――を検討しなければならぬのは当然だ...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...長い袋小路(ふくろこうぢ)の中ごろで...
長谷川時雨 「夏の夜」
...袋小路自動車の引つかへし點なのだ...
長谷川時雨 「夏の夜」
...警視庁の捜査第一課はとうとう真犯人を袋小路(アンパッス)へ追いつめてしまったようだ...
久生十蘭 「金狼」
...出口を塞がれた完全な袋小路だ...
久生十蘭 「金狼」
...聴えるものは遠くの袋小路(アンパッス)で触れる「古服(ダビ)や屑のお払い(シフォニ)」声ばかり...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...最も狭い袋小路や部屋に閉じ込められているときより...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...袋小路に終わりそうだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...その袋小路を出て二十歩位の所が小さい四つ角になつている...
三好十郎 「肌の匂い」
...彼女が突き抜けなくてはならぬひとつの袋小路のように思えた...
山川方夫 「演技の果て」
...★下町の袋小路にあるホテルの一室ヘ...
吉行エイスケ 「東京ロマンティック恋愛記」
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