例文・使い方一覧でみる「行く行く」の意味

...（あの計画も行く行くは川に落ちてしまうね）とか... とかの読み方
相馬泰三「六月」

...あの人はそれで行く行く僕達を好くして遣ろうと――はッ... あの人はそれで行く行く僕達を好くして遣ろうと――はッの読み方
ディッケンス　Dickens 森田草平訳「クリスマス・カロル」

...行く行くはわが児（こ）を大学校に入れて立派な月給取りにせねばならぬと思っている... 行く行くはわが児を大学校に入れて立派な月給取りにせねばならぬと思っているの読み方
永井荷風「すみだ川」

...お銀様が進んで行く行く手の谷間から... お銀様が進んで行く行く手の谷間からの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...そうして、行く行く、その設備のために生産の大部分が奪われて行ってしまうから見ていてごらんなさい――それはそうとしてですな、今度は内部に就いて伺いましょう...
中里介山「大菩薩峠」

...「閑山先生のお宅は何処ですか」と行く行く村人にたずねると... 「閑山先生のお宅は何処ですか」と行く行く村人にたずねるとの読み方
中里介山「百姓弥之助の話」

...お銀さんはお屋敷へ帰る手蔓（てづる）が無くなるから行く行くはお前の張った罠（わな）に落ちて来ると見込んだろう」「嘘だ嘘だ」「その上お勘坊をだまして菓子を捨てさせ... お銀さんはお屋敷へ帰る手蔓が無くなるから行く行くはお前の張った罠に落ちて来ると見込んだろう」「嘘だ嘘だ」「その上お勘坊をだまして菓子を捨てさせの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...海へ行く行くといふことは余り云はないで呉れよ... 海へ行く行くといふことは余り云はないで呉れよの読み方
牧野信一「眠い一日」

...この調子では、この奴、隠居の首根っこに食い下って、行く行く、どんな大それた考えを起すかも知れない...
三上於菟吉「雪之丞変化」

...行く行くなお多くの伝承の綜合をもって... 行く行くなお多くの伝承の綜合をもっての読み方
柳田国男「海上の道」

...行く行くはまた一つの手掛りになるだろう... 行く行くはまた一つの手掛りになるだろうの読み方
柳田国男「年中行事覚書」

...... の読み方
夢野久作「猟奇歌」

...行く行くこの猛軍は人民の墳墓をあばいたり... 行く行くこの猛軍は人民の墳墓をあばいたりの読み方
吉川英治「三国志」

...行く行く、土地（ところ）の郷士僧人なども、ちらほら、列に参加していたという... 行く行く、土地の郷士僧人なども、ちらほら、列に参加していたというの読み方
吉川英治「私本太平記」

...行く行く人目に曝（さら）し歩いている風であり... 行く行く人目に曝し歩いている風でありの読み方
吉川英治「私本太平記」

...行く行く味方の陣地を通らねばならんが... 行く行く味方の陣地を通らねばならんがの読み方
吉川英治「私本太平記」

...行く行く投降者を収めたり... 行く行く投降者を収めたりの読み方
吉川英治「源頼朝」

...そのうちでも美味なものというのを老爺は行く行くもぎ取って行った...
若山牧水「みなかみ紀行」

「行く行く」の読みかた