...血紅色の花が庭に咲いています...
...彼女は血紅色のドレスを着ている...
...傷口から血紅色の血が流れている...
...この絵の血紅色の部分がとても印象的だ...
...タイトルに血紅色の文字を使うと、より印象的になる...
...実は血紅色の鳥冠をかぶつた雄の感覚の中に棲んでゐるのだ...
薄田泣菫 「独楽園」
...小さな濃い鳶色又は黒の斑点とそれにまじってすこしばかりのかすかな血紅色の斑点とがばらまかれている...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...そして再び汀の血紅色の草に眼を移すと...
寺田寅彦 「夢」
...爪に攫むは巨大なる血紅色の凄き蛇...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ヤシオなど云う血紅色(けっこうしょく)...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...さえた血紅色が斑らをなして...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...異様な血紅色の光輝を...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...それは赤にもよりますけど」「いっそ濃い赤にしましょうよ」「ではエスパニョール……明るい唐辛子色なぞ面白いじゃございませんか」「血紅色(サンギャン)なんかどうかしら」「お嬢さまのような丸味では...
久生十蘭 「だいこん」
...緋色の天鵞絨を切って貼りつけたような量感のある血紅色が...
久生十蘭 「蝶の絵」
...血紅色の埃及(エジプト)大理石の墓塋におさめられているナポレオンの心臓は...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...鮮やかな空色と、血紅色と、黒色の稜角(りょうかく)を、花型に織り出した露西亜絨氈の一角に、泥足のままスックリと立ち上った...
夢野久作 「白菊」
...滴る様な血紅色(けつこうしよく)をした椰子竹(やしちく)の一種...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...偶(たま/\)太陽を仰ぐ日があつても終日霧の中でモネの絵にある様な力の弱い血紅色(けつこうしよく)をした小さい太陽を仰ぐ許(ばかり)...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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