...口先だけの印度の革命や独立などという論議を蛇蝎(だかつ)のごとく厭(いと)われて...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...現に認識論や形而上学(之等の言葉がここでどういう意味に使われるのかに就いて私は今責任を負おうとは思わないが)を蛇蝎のように悪む一種の文学者も...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...彼等は啻に政党内閣を忌むこと蛇蝎の如くなるのみならず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...この事ありてより余は書肆(しょし)を恐れ憎むこと蛇蝎(だかつ)の如くなりぬ...
永井荷風 「書かでもの記」
...こころには蛇蝎(へび)が巣くうてゐるのです! あたしは...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...ことにジャーナリズムを蔑視すること蛇蝎(だかつ)のごとき学界にあって...
平林初之輔 「作家としての小酒井博士」
...蝎座の星のお告げだ...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...」「えゝ、蝎は虫よ...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...そしたらいつか蝎はじぶんのからだがまっ赤なうつくしい火になって燃えてよるのやみを照らしてゐるのを見たって...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...蝎の火のことならあたし知つてるわ...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...」「ええ、蝎は蟲よ...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...」「蝎いい蟲ぢやないよ...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...ほんとうにこんなような蝎(さそり)だの勇士だのそらにぎっしり居るだろうか...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...」「蝎いゝ虫ぢゃないよ...
宮沢賢治 「〔「銀河鉄道の夜」初期形一〕」
...あるものは我が誌を蛇蝎の如く排忌するものもあれば...
山本実彦 「十五年」
...蛇蝎(だかつ)の如く怖れながらも...
吉川英治 「大岡越前」
...解宝は双尾蝎(そうびかつ)とよばれている...
吉川英治 「新・水滸伝」
...蝎(かつ)が弟か」「へい」「へいだけじゃ分らねえ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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