例文・使い方一覧でみる「蜃気楼」の意味
スポンサーリンク...遠くの建物が蜃気楼のようにゆがんで見える... 
...彼女の言葉は蜃気楼のようなもので、信じてはいけない...
...砂漠で遭難した旅行者が蜃気楼に惑わされた...
...彼の夢は蜃気楼のように消えていった...
...長い間追い求めた幸福は、蜃気楼のように何度も失われた...
...何か沙漠の空に見える蜃気楼の無気味さを漂はせたまま...
芥川龍之介 「河童」
...越（こし）の国の人が見るという蜃気楼（かいやぐら）のように...
芥川龍之介 「偸盗」
...蜃気楼と判断せざるを得ない...
井上円了 「おばけの正体」
...あれも遂に蜃気楼中の幻影の人物だったろうか...
海野十三 「深夜の市長」
...いつまでも怪しい蜃気楼（しんきろう）の様に...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...ポウト・サイドは砂漠の蜃気楼だ...
谷譲次 「踊る地平線」
...二十歳代の青年期に蜃気楼（しんきろう）のような希望の幻影を追いながら脇目もふらずに芸能の修得に勉めて来た人々の群が...
寺田寅彦 「厄年と etc.」
...多くの商売は詐に築（つ）かれた蜃気楼（しんきろう）と云ってもよい...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...哀れな蜃気楼（しんきろう）として...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...砂漠のオアシスは蜃気楼であることもある...
豊島与志雄 「故郷」
...曠原のファンタジア――その蜃気楼を一瞥したときのおどろきを...
久生十蘭 「新西遊記」
...戦後高齢で郷里高崎でみまかった蜃気楼龍玉老人や...
正岡容 「わが寄席青春録」
...また能く幻術（てじな）を以て空中に乾闥婆城（蜃気楼）を現ず...
南方熊楠 「十二支考」
...蜃気楼のようにもう一つ二子山の巓（いただき）が映っている...
宮本百合子 「海浜一日」
...藤原博士の言われる如く蜃気楼的現象の場合も...
武者金吉 「地震なまず」
...其論文の構造は如何にも華麗にして恰（あたか）も蜃気楼（しんきろう）の如くなれども堅硬なる思想の上に立たざるが故に...
山路愛山 「明治文学史」
...写真に撮れない石の蜃気楼...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...五人工蜃気楼の奥に秘められた科学の島『日章島』に...
蘭郁二郎 「地図にない島」
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