...虫けらを食って生存しているのだが...
犬田卯 「沼畔小話集」
...この虫けら奴」捕虜清家博士は妻君のために雁字(がんじ)がらめに縛りあげられ...
海野十三 「空気男」
...一体私は生れつき眼鏡類を、余り好みませんので、遠眼鏡にしろ、顕微鏡にしろ、遠い所の物が、目の前へ飛びついて来たり、小さな虫けらが、けだものみたいに大きくなる、お化じみた作用が薄気味悪いのですよ...
江戸川乱歩 「押絵と旅する男」
...それを見た虫けら達は...
薄田泣菫 「独楽園」
...それは虫けらのように小さく見えるけれども...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...こういう虫けらどもを相手に立腹すべきではないとうまく気がついて...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...地上の虫けらにも等しく浜の真砂の一粒にも等しくなる...
豊島与志雄 「大自然を讃う」
...」「四輪馬車に乗った地上の虫けら!」と民約議会員はつぶやいた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ただ、形だけの事で、わしは出たくも無いのに、家中の虫けらに、評判されたからとて出て行く程の小心者でも無い...
直木三十五 「寛永武道鑑」
...所詮(しょせん)己は牛にふみつぶされる道傍(みちばた)の虫けらのごときものにすぎなかったのだ...
中島敦 「李陵」
...虫けらのような動物が...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...ゴンゾを虫けらとよくいうけれども...
火野葦平 「花と龍」
...うぬらこの虫けらども...
山本周五郎 「似而非物語」
...百姓などというものはそこいらの雑草か虫けら」「ばかも休み休み云え...
山本周五郎 「半之助祝言」
...小ざかしき虫けらども...
吉川英治 「三国志」
...虫けらどもっ」「虫けらとは...
吉川英治 「三国志」
...虫けらのように見えない...
吉川英治 「山浦清麿」
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若山牧水 「みなかみ紀行」
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