...誤謬を申立てるとかいふことは致しませんが...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...若しも此の法廷での此の女の申立てが事実ならば何んと云ふ無慈悲な求刑でせう...
伊藤野枝 「ある女の裁判」
...なんでも正直に申立てるように...
海野十三 「地獄の使者」
...アリバイという奴を申立てればいいのだからね」それを聞くと...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...調べて見るまでもなく、舞踏の客達がこの二重の部屋を目撃していて、口々に申立てた...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...まるで違った申立てをしたことをね...
江戸川乱歩 「D坂の殺人事件」
...少しもそれを申立てなかったではありませんか...
江戸川乱歩 「D坂の殺人事件」
...いちばん始めに申立てた事をもう一度繰返した...
大阪圭吉 「銀座幽霊」
...スクルージは異議を申立てた...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...蟄居(ちっきょ)の身分に在(あ)るとも下総守殿通行の途中へ罷(まかり)出で御処置を相伺い見込の趣き申立て...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...丁度所得税を取るときにその所得額を申立てるやうであります...
内藤湖南 「近代支那の文化生活」
...お白洲(しらす)でそんな事を申立てても...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お白洲(しらす)でそんな事を申立てても...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何か不平でも希望でもあらば申立てる様仰せられたから...
羽志主水 「監獄部屋」
...弁護士の申立てによると万事がやっと始まったばかりの状態にあるという点に...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...他人が信じようとすることに異議を申立てるのも(これは大多数の人が陥りやすいことであるが)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...松蔵は町役といっしょに出頭し、自分たちはなにも知らぬこと、おくには貧しい中でよく働き、四人の子供を怠りなく養育していること、亭主の富三郎がやくざ者で、一家の生計はおくに一人で立てていること、などを申立てた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...みよの申立てを聴きながら泣いた...
山本周五郎 「日本婦道記」
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