...風に對する黒髮か流に靡く玉藻のそれ...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...いくら藻掻(もが)いたところで棺桶の蓋は開(あ)きやしない...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...「巌窟王」では海底の藻屑と消えたはずの脱獄者が王者の如き存在となり...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...人喰い藻が何んだえ」小虎は華手(はで)に抜手まで切って見せた...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...難波江のあまの藻汐は...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...僕は浮藻(うきも)だ...
太宰治 「惜別」
...をりをりは黒い水の中に魔のやうに藻が動いて...
田山録弥 「あさぢ沼」
...藻の間を縫って廻り灯籠のように...
中谷宇吉郎 「真夏の日本海」
...蒼黒(あおぐろ)い藻草(もくさ)が限りなく蔓延(はびこ)っていた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...南の海の果で藻屑になるというしらせだったのだろう」と怒りつ泣きつする...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...一束の海藻のように見えました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...その著わされた海藻の書物には...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...このもの海藻や珊瑚類に...
南方熊楠 「十二支考」
...遠藤博士は海藻が專門であつたので...
宮原晃一郎 「イプセンの日本語譯」
...藻の花が欲しいと云って居るのを仙二はきいた...
宮本百合子 「グースベリーの熟れる頃」
...するとその巨大な海藻の一群(ひとむれ)の中でも...
夢野久作 「怪夢」
...向うも美留藻の姿を見付けて...
夢野久作 「白髪小僧」
...」大兄は藻掻(もが)く卑弥呼を横に軽々と抱き上げると...
横光利一 「日輪」
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