...また黒い胆汁を蔵する脾臓は憂鬱の支配たる土星に...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...太陽の内部はこの種の熱を貯蔵する非常に大きな倉庫であると考えなければならない...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...この破片を(二つ合)わせたるときはデルマの秘(蔵する宝)庫の位置およびその宝庫(の開き方を知)ることを得るよしな(り...
海野十三 「少年探偵長」
...余が蔵する画幅に延享三年丙寅仲春夢中庵笠翁八十有四筆(ふで)とあり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...それだけ包蔵する力は大きい――に相違ない...
谷譲次 「踊る地平線」
...○増福院に蔵する所の上人の消息文は「蓮華谷御庵室」へ宛てたもので...
谷崎潤一郎 「覚海上人天狗になる事」
...しかしてこの大蔵とは大天地の間に蔵すと云う意味で...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...これは奉納の神物を所蔵する場所で...
野上豊一郎 「パルテノン」
...蔵する限りの愛嬌わらひを浮べた...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...後には宝として蔵する風があったらしい...
南方熊楠 「十二支考」
...夢に伏蔵すなわち古人が財蔵を埋め隠したのを見付けたのだが...
南方熊楠 「十二支考」
...」阿部侯の蔵する所の此孝経は弘安二年九月十三日の鈔写に係る巻子本で...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...二世全安さんの蔵する過去帳に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其孫幸作さんの蔵する文書に徴するに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...枳園は紀州藩の医官竹田某の蔵する所の宋板外台中屠蘇の方を載する一頁(けつ)を影刻したのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...徳(めぐむ)さんの蔵する所の榛軒の上書(じやうしよ)がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...希覯(きこう)の書数千巻を蔵するに至候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それ自身永遠でありあらゆる可能性を包蔵する...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??