例文・使い方一覧でみる「落着き」の意味
スポンサーリンク...貴君の説明を要求する」「では――」とハバノフ氏は大熊のように落着きはらって... 
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...いやに落着きはらって...
海野十三 「怪塔王」
...なにかあったのか急に主人は落着きを失いまして...
大阪圭吉 「死の快走船」
...どうも学校退学後のお前の容子を見ると少しも落着きがない...
高浜虚子 「子規居士と余」
...とにかくジナイーダの落着きはらった態度にぶつかって...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...まだ落着きのない山ばかりの庭を通って...
徳田秋声 「足迹」
...「貴女（あなた）ちっとは落着きなさいましてすか」おゆうはお島の方へも言（ことば）をかけた...
徳田秋声 「あらくれ」
...前よりも一層落着きを失っていた...
徳田秋声 「黴」
...かの音無しの構えにとって意地悪く相手を見据えた時のような落着きがなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...物に動じない落着きもあって...
中里介山 「大菩薩峠」
...弁信さん」「どうしてだか知りませんが――わたくしのこの心が落着きません...
中里介山 「大菩薩峠」
...落着きなどはどこを見てもない...
久生十蘭 「復活祭」
...」「ジエィン、落着きなさい...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...少しでも早く静かに落着きたいと思うので...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...大胆にも悠々と落着き払つて三態の悪魔の姿体を示したので地上より遥かに見あげる者の眼には...
牧野信一 「痴酔記」
...すがすがしい落着きを持つと...
吉川英治 「私本太平記」
...茶室で見せた彼の落着きになりかけていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...何とか小屋でも建てて耕作する一畝（せ）の土地でもないかと落着き場所を求めたが...
吉川英治 「人間山水図巻」
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