...一先づ福田英子姉のところに落ちつくことになりました...
石川三四郎 「浪」
...何をするにしても落ちつくつもりです...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...国民はもっと冷静にして落ちつくべきである」「はッ...
海野十三 「空襲警報」
...なかなか生半可な考え方に落ちつくわけにゆきません...
高村光太郎 「詩について語らず」
......
高村光太郎 「智恵子抄」
...心の落ちつく場所は無く...
太宰治 「花吹雪」
...すぐ解ける雪のアスフアルトで・かげもいつしよにあるく・けふはこゝまでの草鞋をぬぐ・椿咲きつづいて落ちつく三月十五日雪が降りしきる...
種田山頭火 「其中日記」
...そしてやうやくかういふ信念に落ちつくことが出来た――行動といふことは必ずしも直接的であることに限らないと思ふ...
種田山頭火 「其中日記」
...楢(なら)や栗の葉はまったく落ちつくして...
田山花袋 「田舎教師」
...当歳の児(こ)を抱いてあの箱根をこえて静岡(しずおか)に落ちつくまでは...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...つまり落ちつくべき処に落ちついた林内閣とは...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...実はこの落ちつくべき処に落ちついた「革新」の形態に必要な一つの契機に他ならない...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...落ちつくと(二人がいる上に...
直木三十五 「南国太平記」
...また当時の病院に落ちつく運命になろうとはなおさら思いがけなかった...
夏目漱石 「思い出す事など」
...嚢(ふくろ)の中で落ちつく間...
夏目漱石 「こころ」
...歩くにつれて腹の底に落ちつくこの感動は...
本庄陸男 「石狩川」
...恐(おそ)らく一生涯(いっしょうがい)の落ちつく先をちらとでも見たいのだ...
室生犀星 「生涯の垣根」
...丁度樹木の葉といふ葉の落ちつくした頃であつたので...
若山牧水 「樹木とその葉」
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