...落ちつく処で落ちついた...
石川欣一 「山を思う」
...義雄は春雄のわさ/\した樣子が少し落ちつくのを見計らひ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...焼け出されたまま落ちつく先のない人々は...
鈴木三重吉 「大震火災記」
...今突然に引揚げて行ったからとて落ちつく先に困ることもなかったのであった...
橘外男 「逗子物語」
...最も安らけき眠りの落ちつく先は知れ切つてゐる...
辰野隆 「書狼書豚」
...銀杏(いちょう)の葉はすっかり落ちつくして...
田山花袋 「田舎教師」
...甘藷に落ちつく外ありません...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...彼はやっと落ちつく...
中島敦 「李陵」
...天気が落ちつくと...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...当分落ちつくんですか……」「私の両親なんて...
林芙美子 「新版 放浪記」
...宿へ落ちつくと、婦人記者氏は人生について話しかけて來たけれど、私は此女性よりも本當はおとつてゐる...
林芙美子 「摩周湖紀行」
...赤坂寺田へ落ちつく...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...こっちも注文・条件を出し、先づ落ちつく...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一生涯の落ちつく先を土に見たって何になるといえばそれまでだが...
室生犀星 「生涯の垣根」
...奥(おく)の一室(しつ)へ落ちつくと...
吉川英治 「神州天馬侠」
...身の落ちつく先もなくては困ろう...
吉川英治 「新・水滸伝」
...少し落ちつくがよい」「そういたします」「わしの帯につかまって……よいか……足をすくわれるな...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...するだけしたら、落ちつくんだ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??