...荒立てる心を以つて世界に對せざることを――出來るならば如何なる場合にも對象の意志を成さしめむとする愛を以つて世界に對することを――「順」と名づけるならば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...事を荒立てるのを好まない東山さんとしてはそれは死ぬよりも辛いから...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「和製椿姫」
...むやみに事荒立てるよりもその方が何ぼ優(ま)しか分れへん...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...しかしことを荒立てる必要もないので...
中谷宇吉郎 「娘の結婚」
...此處で荒立てると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ここで荒立てると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...荒立てると恥を大きくするばかりだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ことを荒立てることを好まず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...事を荒立てる愚かしさを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...荒立てると自分も唯では濟まぬ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...うつかり荒立てるわけにも行くまいよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...荒立てるまでもあるまいと言つた樣子で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私の氣持を荒立てるやうなことは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それまでは事を荒立てる必要はない...
山本周五郎 「百足ちがい」
...今さらそれを云い出して事を荒立てる気持ちがなかっただけで...
横光利一 「旅愁」
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