...荒木田守武という人も宗鑑とほとんど同時代に出て連歌を脱却して俳諧を創設した別の一人であります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...おやをもり俳諧(はいかい)をもりもりたけ忌虚子(きょし)もりたけ(荒木田(あらきだ)守武)室町末期の俳人・連歌師 天文十八年八月八日没序二...
高浜虚子 「俳句への道」
...荒木田守良が鹿龜雜誌(富岡氏藏本)に麻遲の名の古書に見えたるを擧げて...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...壁の繕(つくろ)いか何かに使った荒木田(あらきだ)が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――それから短刀の鞘に壁土の荒木田(あらきだ)の泥が付いていたり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...すなわちそれは国学者荒木田久老(あらきだひさおゆ)の説破する所でこの同氏の説は全く信憑するに足るものと信ずる...
牧野富太郎 「植物記」
...荒木田麗子とかいう徳川時代の婦人歴史家の仕事についてのノート...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...荒木田五兵衛(あらきだごへえ)は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...旅はどこまで?」「荒木田様へ」「荒木田様とは」「伊勢へ来て荒木田様を知らねえでか...
吉川英治 「宮本武蔵」
...禰宜(ねぎ)の荒木田家へ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...荒木田家の執事からの返辞には...
吉川英治 「宮本武蔵」
...禰宜(ねぎ)の荒木田様の学問所へ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...荒木田様に見つかると...
吉川英治 「宮本武蔵」
...今朝、子等之館(こらのたち)の内塀の蓑掛(みのかけ)に、持主の知れないこの大小がかけてあって、ほかの品物(しな)とちがい、巫女(みこ)たちが気味悪がるので、自分が届けに持って来たのですと話すと、荒木田氏富も、「ホ? ……」白い眉を顰(ひそ)め、いぶかしげに眺めていたが、「参拝人のものでもないのう」「ただの参拝人が、あんなところへ入って来るわけはありません...
吉川英治 「宮本武蔵」
...荒木田氏富から大事にといわれて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...荒木田様の家になどいるわけはない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...烏丸光広様のお館(やかた)へうかがって荒木田様からおあずかりの品をお届けしてしまわないうちは...
吉川英治 「宮本武蔵」
...伊勢の荒木田神主(かんぬし)から届け物を頼まれて来て...
吉川英治 「宮本武蔵」
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