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上田敏 「まちむすめ」
...自然々々に心は荒み弛んだのであつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...秋の田の刈穂の庵の苫(とま)を荒み我衣手は露にぬれつゝ春過ぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふあまのかぐやまこれらは太字が皆季のものでありますから四季の分類に入るべき和歌でありますが...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...立春吉祥の其日より東風頻に吹荒み...
太宰治 「津軽」
...それは私の荒みつゝある身心を鞭つた...
種田山頭火 「旅日記」
...四海八荒みなわが故郷なり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...頬の皮膚になんだか血色のうすい荒みが漂っている...
豊島与志雄 「秦の憂愁」
...わがこの身の何という荒み方!お銀様は留度(とめど)もなく涙が流れました...
中里介山 「大菩薩峠」
...時には荒み果てた心冷かな廢人の如く...
「修道院の秋」
...その頃此の国の詩壇は傷ましくも荒みきつて居た...
萩原朔太郎 「愛の詩集」
...芙美子はケイベツすべき女で厶います!荒みきった私は...
林芙美子 「放浪記(初出)」
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広海大治 「サガレンの浮浪者」
...皆さん衆の荒みあがり...
三好十郎 「斬られの仙太」
...永(なが)くきいているとひとりでに心が荒みながら沈んでゆくような気がするのである...
室生犀星 「幻影の都市」
...我学問は荒みぬ...
森鴎外 「舞姫」
...わが学問は荒みぬ...
森鴎外 「舞姫」
...學問の荒み衰ふることなく...
森鴎外 「舞姫」
...我學問は荒みぬ...
森鴎外 「舞姫」
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