例文・使い方一覧でみる「苦しみ」の意味
スポンサーリンク...不眠症の為に苦しみつつありと雖（いへど）も... 
芥川龍之介 「開化の殺人」
...そこであらたな苦しみをみずから求めることになった...
伊藤左千夫 「去年」
...傷は致命傷だったと見えて苦しみもがいた様子は一向になかった...
海野十三 「ネオン横丁殺人事件」
...悩み通してきた二年間のこの苦しみは...
大倉※［＃「火＋華」、第3水準1-87-62］子 「消えた霊媒女」
...恐らく今の苦学生諸君よりもなおより多くその苦しみを知っている...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...また世間の無明の苦しみをその世間の無明の徒のために苦しんでやつてゐるのである...
田山録弥 「解脱非解脱」
...悲しみも苦しみも無いような澄んだ露（あら）わな光りが漂っていた...
豊島与志雄 「生あらば」
...乳房（ちぶさ）は乳に満ち心は苦しみに満ちていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...軟弱の徒（と）には緩慢なじめじめした醜い苦しみが...
中島敦 「李陵」
...もつと／＼鋭い痛切な苦しみや喜びである――だから彼女等の樣子は私には善くも惡くも何の關係もないものだつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...全く理解に苦しみます...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...だれがこんな苦しみをしてまで寝てゐる奴があらう――起されれば起される程...
牧野信一 「親孝行」
...この世の苦しみは...
三好十郎 「胎内」
...夕霧はいろいろと恋の苦しみを訴えた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それによってせめても失う者の苦しみをなだめることになるであろう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自分だけの苦しみや悲しみに溺（おぼ）れていてはならない...
山本周五郎 「つばくろ」
...私は二つの苦しみのいずれからも脱れることができない...
和辻哲郎 「転向」
...求むべきものと求むる道との混乱に苦しみつつ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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