...が、若殿様の方は、気負(きお)つて駆けてお出でになつた所でございますから、むづかしい御顔をなすつて、二三度御み足を御踏鳴(おふみなら)しになりながら、「何でかばふ...
芥川龍之介 「地獄変」
...若殿様の御不興を受けた侍(さむらひ)の例もございます...
芥川龍之介 「地獄変」
...今度は若殿様の御生涯で...
芥川龍之介 「邪宗門」
...身をすてて花を惜しやと思ふらむ打てども立たぬ鳥もありけり三大殿様と若殿様とは...
芥川龍之介 「邪宗門」
...実はその侍と申しますのが、私(わたくし)の姉の一人息子で、若殿様とは、ほぼ御年輩(ごねんぱい)も同じくらいな若者でございましたが、これを御奉公の初めにして、その後(のち)も度々難有(ありがた)い御懇意を受けたのでございます...
芥川龍之介 「邪宗門」
...若殿様御一人に限った事ではございません...
芥川龍之介 「邪宗門」
...御驚きの中にも若殿様は不審に思召されたのでございましょう...
芥川龍之介 「邪宗門」
...太刀の切先(きっさき)を若殿様の御胸に向けながら...
芥川龍之介 「邪宗門」
...」若殿様は勢いよく...
芥川龍之介 「邪宗門」
...」すると若殿様はまた元のように...
芥川龍之介 「邪宗門」
...堀川の若殿様に御仕え申している事なぞは...
芥川龍之介 「邪宗門」
...どなたかの」はてな妙なことをお聞き遊すと思ひながら「ハツ若殿様が此頃から御懇意に遊す小説家...
田澤稲舟 「五大堂」
...門人の中の或る子供が殿様や若殿様となり...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...もったいなくも一人は伯爵の若殿様で...
夏目漱石 「自転車日記」
...「若殿様をどう思う」「御慈悲深い方でございます」何かしら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの若殿様とやらが...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...麻裃(あさがみしも)を着せたなら天晴れ何万石の若殿様にも見えるであろう...
夢野久作 「名娼満月」
...万太郎様? ……あの尾州家の若殿様が来ているんですか」「きさくなお方だけれど...
吉川英治 「江戸三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??