...「若い衆(しゅ)の愚痴(ぐち)より年よりの愚痴じゃ...
泉鏡花 「悪獣篇」
...路で逢った若い衆をつかまえて...
太宰治 「走れメロス」
...頭のいい若い衆でした...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...「よう」と、声をかけて、一人の若い衆に、擦れちがうと、侍が一人、小者を二人供にして、足早に歩いて来た...
直木三十五 「南国太平記」
...怒鳴っている寄席の若い衆が「いらっしゃいっ」と...
直木三十五 「南国太平記」
...どてらはさも馴(な)れ馴れしい声で「若い衆(しゅ)さん」と云いながら...
夏目漱石 「坑夫」
...甚兵衛君の隣りには初(はつ)さんという二十四五の若い衆(しゅ)が坐っているが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...今の青年会と昔の若い衆とかくに若い者といえば...
新渡戸稲造 「自警録」
...石原の若い衆」平次は後ろを振り向きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...行列(マルソウ)の番附(プログラム)を触れ売りする若い衆...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...きつとみんなが若い衆といつしよに来たんだわ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...ひよつと若い衆連に取つて食はれるやうなことのないやうにと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...これへ――」雪之丞の言葉に立ち去る若い衆――すぐに...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...それを発見してあわてて魚屋の若い衆を頼んで子猫を海に棄ててもらった...
村松梢風 「猫料理」
...若い衆の髷を結う...
山本笑月 「明治世相百話」
...近くの駕虎(かごとら)(人力車宿)の若い衆やら近所の人たちが往来に出て...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...暖簾はそこの若い衆が来て懸けてくれる...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...また元どおりの水も滴たらんばかりの若い衆ぶり――いや...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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