...興ざめた目を鋭く見開らき...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...興ざめざるを得なかつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...かえって興ざめかもしれません...
江戸川乱歩 「影男」
...あたしに意見をしてくださろうってわけですの?」葉子は興ざめ顔に...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...興ざめ顔に引き返して来た...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...そうした俺を見てまるで興ざめでもしたような...
高見順 「いやな感じ」
...私は興ざめた顔つきで「うん」と口のうちで答えただけでした...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...(興ざめな口調で)お顔つきで見ると...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...興ざめた次第である...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...みんな興ざめた顔になった...
本庄陸男 「石狩川」
...五郎さんとしては多少ならず興ざめであった...
山本周五郎 「青べか物語」
...聞いている六人は明らかに興ざめたようすで...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...半之助は興ざめ顔に云った...
山本周五郎 「山彦乙女」
...興ざめ顔に白けたのはいうまでもない...
吉川英治 「私本太平記」
...道誉は内心の興ざめを...
吉川英治 「私本太平記」
...興ざめた顔して、弥四郎のあばたを見まもっていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...興ざめのお叱りもうけよう...
吉川英治 「平の将門」
...すこしも興ざめな心地はしなかった...
吉川英治 「日本名婦伝」
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