...即ち日本人は国民的統一をなすべき機運の到来を自覚するようになりました...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...厭気(いやけ)のさしたのを自覚すると...
海野十三 「壊れたバリコン」
...人類が罪悪を自覚する時...
大隈重信 「大戦乱後の国際平和」
...『聖人に夢なし』『聖人には悔がないから』自分が与へられるに値しないことを自覚することによつて行乞がほんたうになります...
種田山頭火 「行乞記」
...老衰を自覚する...
種田山頭火 「其中日記」
...とてもできないと自覚するのだった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...富者はその美徳をあまり多く享有する事の罪を自覚するがゆえに...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...近来ます/\杢兵衛(もくべえ)太五作式になったことを自覚する...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...自分を大衆として自覚することだ...
戸坂潤 「学生の技能と勤労大衆」
...それを自覚するとしないとに関係なく...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...他方に於てその誤謬を自覚することを決して欲しない...
戸坂潤 「辞典」
...文壇の低能現象はシステムの意識を自覚することの乏しい処にあるので世間では之を指して文壇に教養がないといっているのである...
戸坂潤 「ひと吾を公式主義者と呼ぶ」
...併し之が三教の一つとして教学の本質を自覚するようになったのは...
戸坂潤 「再び科学的精神について」
...弱点の自覚より起こる気弱自分の弱点を自覚するために怖気(おじけ)ることがある...
新渡戸稲造 「自警録」
...かくして自己の罪をいよいよ深く自覚することである...
三木清 「親鸞」
...場所的自覚とは現実の中で現実を自覚することである...
三木清 「哲学入門」
...発展の欲求を自覚すると同時に...
宮本百合子 「落ちたままのネジ」
...その結果は我々の血の中に当然に遺伝しているべきわが祖先の生活趣味を自覚することとなり...
柳田國男 「地名の研究」
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