...そんなに自惚れるものではない...
薄田泣菫 「茶話」
...そういう自惚れたことを思っている最中に...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...僕のあわれな自惚れを...
太宰治 「パンドラの匣」
...自惚(うぬぼ)れて、自惚れて、人がなんと言っても自惚れて、ふと気がついたらわが身は、地下道の隅に横たわり、もはや人間でなくなっているのです...
太宰治 「美男子と煙草」
...余りに自己の文筆の巧みなのに自惚れてゐるやうに考へられて...
田山録弥 「私の考へてゐる事」
...社交界の花形と独りで自惚れてる陳慧君...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...人間の智慧を最高のものと自惚れているだけのことではないのか...
中島敦 「狼疾記」
...自惚れるにおよばない」このへんでいいだろうと思って...
久生十蘭 「だいこん」
...皆な彼の自惚れだつた...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...また自惚れだつた……力だ! などと思つたのは……何といふ馬鹿/\しい自分だらう! 吾家に忍び込まうとする泥棒の気焔だつたのか! あゝ!)「吾家(うち)も...
牧野信一 「鏡地獄」
...愛することの満足――「ロマンテイクな恋」に努めて自惚れを持つてゐる純造は...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...もう少し此方の心は複雑なんだといふやうな途方もない自惚れを感じた...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...皆な気狂ひのやうな自惚れ家だと思ふだけだつた...
牧野信一 「ゾイラス」
...その自慢は自惚れに過ぎず(尤も岡本屋に集る酔つ払ひ達は口を極めて推賞し...
牧野信一 「創作生活にて」
...あんなことを小説に書いたもので子供らしい自惚れから...
牧野信一 「眠い一日」
...何といふ怖ろしい自惚れであることよ...
牧野信一 「貧しき日録」
...まあ機嫌よく……」Dは余程逞ましい自惚れをもつて...
牧野信一 「裸虫抄」
...必ずしも自惚れ傲慢ではなく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??