...彼は臆病者だから、新しいことに挑戦するのが苦手です...
...あの人は臆病者だから、怖いもの見たさという言葉が全く当てはまらない...
...臆病者の犬は、突然の音に驚いてビクッとした...
...彼女の臆病者ぶりには、周りの人たちはどうしてもイライラしてしまうようだ...
...誰でも初めは臆病者だったと思う...
...臆病者には、蚯蚓(みみず)が蛇(へび)に見える」「六条さん、そんなことをいっているのを幹部に聞かれると、うるそうがすぜ」「なにがうるさいものか...
海野十三 「空中漂流一週間」
...それを見た臆病者の大げさな仕草...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...決断力のない臆病者だといい...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...臆病者なのであろう...
橘外男 「雷嫌いの話」
...しんはみじめな臆病者のくせに...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...わたしはけっして自分で想像しているほどの臆病者でないということを...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...あはれな臆病者は雌豹(めへう)の群に襲はれた驢馬のやうにおどおどして顔もあげずに縦横に首をふるばかりだつた...
中勘助 「銀の匙」
...臆病者(おくびょうもの)の二人ではとうていしんぼうしきれないのでしょう...
夏目漱石 「三四郎」
...その中で足の惡い春松と臆病者の馬吉だけは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの人が訴人するか、屯所へ引渡したのなら別だけれど、あんな臆病者に、そんなことが出来る筈も無し――盛上(もりあが)って来る恐怖を、無理にも押付けて、およつは乾く唇を噛みました...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...一口(ひとくち)に云えば私は借金の事に就(つい)て大の臆病者で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...慘(みじ)めな臆病者にしたことだらう! 私は子供部屋へ戻るのを怖れ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...だがそのとき私はもっとも完全な臆病者であった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...臆病者の抵抗論です...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
...臆病者めと罵(ののし)って...
山本周五郎 「新潮記」
...「なにが侮辱です」「いまの言葉は侮辱だ」「臆病者とか卑怯者とか云うよりもですか」「こいつ新参者のくせに」と...
山本周五郎 「花も刀も」
...私は臆病者だと自分で認めている...
山本周五郎 「ひとごろし」
...此度(このたび)退散の大臆病者と同然に相成る可く候事)と...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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