...本庄は思わず胴震いした...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」
...川全体が胴ぶるいして底鳴りしているのが聴えた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...南蛮胴(なんばんどう)に黒糸縅(くろいとおどし)の袖(そで)...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...自分が弱気で、猫背で、ぱっとしない男で、おまけに胴長で、山猫みたいな頬髯まで生えていて――といった意識が彼を深刻に腐り込ませていたものだが、しかし年とともにこの意識にも馴れっこになって、今では踊りったり声高に談笑したりしている連中を見ても、もはや羨しいなどとは思わず、ただふっともの悲しい感動に誘われるだけのことだった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...陽気な老紳士の胴衣のような恰好をしながら...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...年月は老いたる樹木の胴体に刻み込まれる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...胴に仕事着をまとい...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...胴片のつなぎ具合だつて...
牧野信一 「鱗雲」
...細長い胴(どう)とまるい頭が見えるし...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...佐藤が喉を仰向けた胴間声でこたえた...
山川方夫 「演技の果て」
...なるほど幅の広い楊枝の胴中に店名の印刷があって...
山本笑月 「明治世相百話」
...翁の門下の人々は高齢で臥床中の翁に赤い頭巾と赤い胴衣を着せ...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...その端を自分の胴中に巻き付けて手繰(たぐ)りながら...
夢野久作 「少女地獄」
...◆胴着(チョッキ)【左外】ウォルサム製廿型(にじゅうがた)金時計...
夢野久作 「暗黒公使」
...もしあの男が甲谷なら、――ああ、あの肩だ、あの胴だ...
横光利一 「上海」
...氷河は左方の斜面にねじ曲ったおおどかな流れの胴を見せていた...
横光利一 「旅愁」
...鎧(よろい)の草摺(くさずり)や革胴(かわどう)から撥ね返されてしまうのだ...
吉川英治 「上杉謙信」
...耳や、片腕を、斬り落して、生かしておくのも勝手だし、なぶり殺し、胴試しに、職業の刀(もの)でためされても、文句はいえない...
吉川英治 「野槌の百」
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