...繩でしばって背負子にくゝりつけ...
石川欣一 「山を思う」
...それを背負子にくゝりつけるのである...
石川欣一 「山を思う」
...お秋さんが背負子(しよひこ)といふもので榾を背負つて涸(か)れた谷の窪みを降りて來た...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...積み重ねた榾の上へ仰向になつて復た起きたら背負子だけが仰向の儘榾の上に殘つた...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...お秋さんは荷をおろすと輕げに背負子を左の肩に引つかけて登る...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...自分が暇(いとま)を告げて出たらお秋さんは背負子(しよひこ)を負うて坂の中途まで行つて居た...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...背負子を負ふために殊更小さな綿入のちやんちやんを引つ掛けたので體が何時もより小柄に見えた...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...お秋さんは右の手を拔いて左の肩で背負子を支へて左の膝を曲げてそつと地上へ卸した...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...持つてゐて呉れといふので自分は背負子を支へてゐる...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...お秋さんは背負子を岩の上に乘せてくるりと背中を向けて背負つた...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...自分は一足さきに出拔けて振り返つて見たらお秋さんは背負子を負うた儘婆さん達に取り卷かれて話をして居る...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...それで土地によっては連尺を背負子(しょいこ)の手ともいい(三宅島(みやけじま))...
柳田国男 「母の手毬歌」
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