...今だに女手一つで二人(ふたり)の妹まで背負って立つ事はできませんからね...
有島武郎 「或る女」
...決然として一家の運命を背負って立つ...
大隈重信 「夫婦共稼ぎと女子の学問」
...まだ取って代って国を背負って立つところの元気の人も現れて来ず...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...一身に背負って立つものは第一にベーコンであったのである...
戸坂潤 「科学論」
...この新時代を背負って立つ者は...
豊島与志雄 「自由人」
...軽輩を背負って立つ時が参った」益満が...
直木三十五 「南国太平記」
...島津を背負って立つのだとは...
直木三十五 「南国太平記」
...天下を背負って立つ底の志がないなら...
直木三十五 「南国太平記」
...ああして一座を背負って立つことはできません...
中里介山 「大菩薩峠」
...これからの天下の舞台を背負って立つ幕府方の最も有力なる人材の一人として...
中里介山 「大菩薩峠」
...徳川の末世を背負って立つ男は...
中里介山 「大菩薩峠」
...全欧の人気を背負って立つ天才クララの夫として...
野村胡堂 「楽聖物語」
...江戸川乱歩氏は現代の探偵小説界を背負って立つ貫禄と識見と天才の持主であるが...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...大店を背負って立つだけに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三遊派という腐っても鯛の大きな大きな屋体骨を背負って立つには...
正岡容 「小説 圓朝」
...お勘は町内を背負って立つようにおせんの悪口を云いちらしていたが...
山本周五郎 「柳橋物語」
...日本を背負って立つ意気を示しているかのように見えた江戸ッ子の...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...何しろ五十万人の死活問題を背負って立つだけの器量と...
夢野久作 「爆弾太平記」
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